1095日

先日アパートの郵便ポストに高校の同窓会の参加のお知らせの葉書が入っていた。
それによると8月18日に同窓会があるらしい。
おそらく高校卒業してから初の同窓会ではないだろうか？
およそ10数年ぶりに同級生と逢えるかも。

なんて思っていても仕事がある為、不参加。
それが現実です。
今年の夏休みは返上で仕事です。
明後日の月曜から普通に会社に行きますよ。
残念ながら俺は不参加のところに○をつけて返信しました。

差出人は俺が当時仲が良かったやつなので、せめて電話だけでもしてやろうと思い、電話をした。

奴が出た。

がしかし、奴の第一声…「誰？」

なんだかとても悲しくなり涙が出そうになったが、俺だという事を説明したが、それでも誰か判らなかったみたいで
「すみません…間違いました」
と電話を切ったのは言うまでも無い。

確か、奴と最後に会話したのは3年ぐらい前でしょうか？
葉書に書かれていた連絡先の携帯番号は俺の携帯のメモリーに入ってる番号と同じものだったので、本人のもの。
俺もこの3年番号は変えてないので、奴の携帯にももちろん俺の番号は入っているはず。
ってことは、やつの携帯のディスプレーには俺の名前が表示されているはずなのだが…

消されていた？

そんな悲しい現実を目の当りにして目頭が熱くなっちゃいました…

たかが3年間連絡取らなかっただけで、俺という存在が消えてしまうものなんでしょうか？
高校時代あんなに楽しかった思い出までも消えてしまうものなんでしょうか?
それも現実なんでしょうか？

ま、そんな感じですが、これもブログのネタになったので良しとしましょう。


それにしても人間の関係なんてたかが知れてるもんなんですね。
所詮過去の人なのでしょう俺なんて。
ちょっと連絡取らなかっただけで、誰？と言われてしまった俺って一体…

たかが3年なんて地球の歴史に比べたら塵にもならないほどに短いものでしょうに。
たかが3年なんて1095日。
たった1095日連絡取らなかっただけで、人の記憶は薄れちゃうものなんですね。

じゃあ、高校卒業してから一度も逢わなかったり連絡とって無い連中からは存在自体無かったものになってたりして。
それならまだ死亡説流れてたほうがマシってもんです。
「そういえばそんな奴いたなぁ…」なんて思われてたほうがまだマシってもんです。
少なくとも記憶の中にあるってことでしょうからね。
記憶の中に留められて千の風になってたほうが絶対マシです。

友人の妹(高校生)が言っていました。
半年連絡取らなかったら存在が忘れられてたそうですよ。
すべてがそんな人間ではないと思いますが、それだけ人間関係が薄っぺらい物になっちゃってる現代社会。

たかが1095日、されど1095日。
その1095日の重みというものを痛感させられた出来事でした。
もっと友達を大事にしろという神様の啓示なのでしょうか？