万引きGメン

万引きGメンとは、私服で巡回を行い不審者を監視する警備員で「店内保安員」と呼ばれている者のことである。
売り場にそぐわないごつい体格の男、しわくちゃになった小さなレジ袋（長時間の巡回によりしわくちゃになるものと思われる）を持っている者、あるいはどう見てもお買い物を楽しんでいる客とは思えない厳しい視線を投げかける者などが、店内を不自然にうろうろ歩いていることが多く直ぐに判別が付くので、犯罪抑止効果も狙っているものと思われる。
しかしながら、買い物客としては行動があまりにも不自然なので、一般客から不快感を持たれたり逆に不審人物として制服警備員に通報されるケースもある。

[出典:フリー百科事典Wikipedia(万引き)より]

うちの近所のスーパーには俺の友人が勤めています。
その友人から万引きGメンの存在を知らされました。
そのスーパーもまた万引きの被害に困って、万引きGメンを配置しているらしいです。
今日の話は、その友人から聞いた衝撃の真実です。

2007年7月某日
時間は午後2時ぐらいのことだったそうです。
友人はシフトでその時間に出勤だったのですが、店に出勤するや否や休憩中のパートのおばさんから怪しいお客がいるとの報告。
もう2時間も店内を物色してる50代風の女性。
買い物かごには数点の品物しか入っておらず2時間も店内をうろついているのは怪しいとのこと。
さらに万引きする者の特徴で、口の開いた大きめのバックも一緒にかかえてたのこと。
さっそく友人は店内を見に行った。
その女性を発見。
まさかこのババア、万引きするのでは？と思い店長に報告。
すると店長から衝撃の真実が語られたそうです。
なんとその女性こそ、店が雇った店内保安員、通称万引きGメンだったそうです。
万引きGメンが配置されているという事実は店員には知らされておらず、万引き捜査は極秘で行われてたんだそうです。
やはり、万引きGメンが店内にいるという店員の緊張感が他の客に伝わってしまうと捜査はうまくいかなくなるという店長の思惑から、極秘にしたんだそうです。
友人も他の店員には極秘でと店長に言われたそうです。

テレビの中だけの世界だと思っていたんですが、実在したようです。

そんな万引き事件に先日悲劇がおきました。

おにぎり万引きして自殺

東京都渋谷区幡ケ谷のスーパーで３日午後９時半ごろ、万引きをしようとしてほかの客にとがめられた男性が逃走し、取り押さえられた際にナイフで自分の胸を刺して死亡した。
警視庁代々木署は自殺とみて男性の身元を調べている。男性は４０～５０代とみられるが、財布や携帯電話を持っていなかった。盗もうとした品物も、パンやおにぎりなど約１０００円相当だったという。
「何してるの？」スーパーでバッグにパンやおにぎりを詰め込んでいた男性は、目撃者の男性客の声に驚いた。食料を棚に戻すと一目散に外へ。京王線幡ケ谷駅前のスーパーから通りを渡って全力疾走。
だが「泥棒！　泥棒！」と約１００メートル走ったところで、男性客に取り押さえられると、この男性はバッグから果物ナイフ（刃渡り約９センチ）を自分の胸に刺した。
男性は救急車で病院に運ばれたが、間もなく失血死した。代々木署では自殺とみて男性の身元を捜査中。
だがバッグを調べても財布や携帯電話が入っていないため、住所も名前も不明のまま。
バッグの中には整髪料や歯ブラシなどが入っていただけだという。
所持金はゼロで、男性がスーパーで盗もうとしていたのはおにぎりや菓子パンなど５、６点（約１０００円相当）。捜査関係者は「腹をすかせていた可能性がある」と話した。

[ｿｰｽ:2007年8月5日06時01分 スポーツ報知]

このニュースが紹介されていたサイトによると、店側が犯人を追い詰めて殺したと叩かれていましたが、どうでしょう？
下手な正義感出すとこういった悲劇が起きかねないので、万引き犯の処理はGメンと警察に任せましょうという教訓ですね。
にしても、うちの近所のスーパー、あなどれない…(；ﾟДﾟ)