不浄の左手

米国人はトイレで用を足した後手を洗わない人が多いと昨日のブログにアップしました。
その記事でうちのブログの常連のヒラリンさんが、「インド人だったか忘れたけど　どっちかの手は　食事する時使わないとか　昔誰かが言ってた記憶がある 」
とコメント。

いいブログネタありがとう!!
ってことで調べました。

インドでは食事をする時は右手でっていうのが常識らしい。
何故ならば、左手は不浄の左手と呼ばれ、汚いものとされているそうです。
昔俺も人に聞いたことがあります。
それって宗教上での教えなのかと思ってましたが…

実際に汚いんですよ、左手って。

なぜなら、インドではトイレでトイレットペーパーの代わりに左手を使うんだそうです。
もちろん左手にはミシン目は入っていないし、普通左手は1本しかないので使い捨てにもできない。
ということで、左手はその人の尻を拭いた手であり、汚いもの、という扱いを受けているのだそうです。

やはりトイレットペーパーって高級品なんでしょうか？

じゃあ、インドでは大の方をした後どうするのかと言いますと…

１．まず蛇口をひねりバケツを水で満たす
２．右手にバケツを持ち、左手を尻に接近させて構える
３．右手を動かし、尻に水をかける
４．尻に水がかかったと同時に、左手の指でキレイに拭き取る
５．何度か２～４を繰り返し
６．バケツの水を左手にかけ、キレイに洗う

これがインド式用足し後の後始末である。

一見簡単そうに見えるこの行為、いやいや、よく読んでみてください。
注目すべき点は3と4。

３．右手を動かし、尻に水をかける

はいいとして、問題は次の4。

４．尻に水がかかったと同時に、左手の指でキレイに拭き取る

はい、ここです！
水がかかったその瞬間に左手の指でふき取るんですよ。
そこには水の存在が重要になってくるんです。
考えてみてください、もしもそのかけた水が流れ落ちるのが指のスピードよりも早く、ふき取る時には水が無かった場合どうなるか…

そう、べっとりとついちゃうんですよチョコレートが指に。

それを防ぐ為に水が重要なんです。
チョコレートがなるべく指に付かないように水をかけ、そして瞬時にふき取る。
なんとまあ高度な技なんでしょう！

そして注目すべき点がもう一つ。
5と6をもう一度よく読んでみてください。

５．何度か２～４を繰り返し
６．バケツの水を左手にかけ、キレイに洗う

何度か２～４を繰り返した後、バケツの水を左手にかけ、キレイに洗う…

バケツの水でキレイに洗う？

いやいや…ちょっと待て、そのバケツの水にはチョコレートが溶け込んでいるじゃありませんか！
例え手をキレイに洗ったとしても、水自体キレイじゃないですよ…

さらに！

1～6を再度読み直してみてください。
皆さん気がつきましたか？
水をバケツに入れて右手で尻に水をかける行為。
初めはいいとして、それを何度か繰り返すんですよ？
バケツの水は次第にチョコレートが溶け込み…ってことは、水をかける右手もいずれは汚れるんですよ！

結論

結局は左手も右手も両方汚れるんです。

だったら初めから左手だけでやったらいいんじゃねぇの？
左手で水をすくい、そのすくった水でケツの穴を洗う。
これなら右手は汚れませんよね？

場所が変われば習慣も変わるもんですね。


※注:お食事中の方もいらっしゃるでしょうから、
大のほうの表現をチョコレートとしました。
汚い話でどうもすみません(笑)