リボンナポリン

突然ですが、リボンナポリンって飲み物をご存知でしょうか？




リボンナポリンとは、サッポロ飲料が販売するサイダーの一種で、北海道では昔からの定番商品。
何かの果物をフレーバーとして似せた訳でもないのに
明らかにサイダーやラムネと異なる味覚を感じさせる特徴とする不思議な飲み物です。





北海道限定で販売されているそうですが、今日会社で先日の3連休に北海道に旅行に行ってきた(有給使って計5日旅行)会社の同僚がお土産で買ってきたのを頂きました。
リボンナポリンっていう名前自体知っていましたが飲んだことはありませんでした。
味はと言いますとサイダー。
液色がオレンジ色のサイダーって感じです。
柑橘系なんでしょうか？なんだか不思議な味でしたが、後味はすっきりでした。
喉が渇いていたので会社でがぶ飲みでしたよ(笑)
北海道地区では普通に売られているそうですが、その他の地域では北海道物産展等のイベント以外では滅多に見かけないものらしいですね。

ところでそんなリボンナポリンって何が入っているのかとボトルの原材料名を何気に見たところ、コチニール色素って聞き慣れない名前が表示されてました。
赤系の色素なんでしょうが、赤いものによく見かける赤色2号の合成着色料とは違い、天然着色料のコチニール色素。

家に帰ってきて調べてみました。

コチニール色素とは…染料あるいは食品添加物（天然着色料）として使用される赤色の色素で、清涼飲料水、アルコール飲料、菓子類、かまぼこなどの着色に使われており、著名なところではリキュール「カンパリ」はコチニール色素で着色されている。
カイガラムシ科の昆虫を乾燥させ水またはエタノールで抽出して色素としたもの。
通常は乾燥させたエンジムシ（コチニールカイガラムシ）から温水・熱水などで色素を抽出する。

[出典:フリー百科辞典Wikipedia]

え…虫から抽出!?(；ﾟДﾟ)

調べて衝撃的でしたが、言われてみれば天然色素なんですから、虫から抽出されていてもなんら不思議ではないんですよね。
でも虫って言われるとちょっと…
まあ、合成着色料よりは体には害なさそうですが、虫なんですよね…
ついでにカイガラムシもWikipediaで調べてみましたが、カイガラムシはエンジムシとも言われカメムシ目に属される昆虫なんだそうですよ。
一応害虫の部類なんですが、いくつかの種で分泌する体被覆物質や体内に蓄積される色素が重要な経済資源になっている、とてもありがたい虫なんですよ。
ウチワサボテン属に寄生し、アステカやインカ帝国などで古くから養殖されて染色用の染料に使われてきたそうです。

[出典:フリー百科辞典Wikipedia]

コチニール色素の抽出元が虫と聞いて嫌がらないで下さい。
それは立派な虫差別なんですと、とあるサイトで力説してましたよ。

とは言え、結構我々の生活に密着したものなので、気が付かないだけで結構な頻度で口にしているコチニール色素。
虫から頂いた自然の恵みとして許してあげてください(笑)


話は元に戻りますが、リボンナポリン、がぶ飲みしたせいでよく味わうのを忘れちゃいました。
不思議な味ではあるんですが、滅多に飲めないものだと思うと、もうちょっと味わうべきだったかなとちょっと後悔してます(笑)

機会があったら皆さんも飲んでみてください。