「々」の驚くべき真実

皆さんも一度は使ったことがあるでしょう、文具メーカーKING JIM社から出てる「テプラ」
それで今日会社にて従業員の新しいロッカーに名前を貼り付ける雑用をやる為、従業員の名前を打っていたんですが、うちの職場で使っているテプラはかなり昔のタイプで、文字を一つ一つ入力しなければならないんです。
例えば佐藤って苗字なら「佐」と「藤」といった感じで一つ一つ入力で非常に面倒くさい。

で、「佐々木」って苗字の人の名前を入力しようとした際に困った問題が。
「々」ってどう打ったらいいの？って問題。
普通なら「佐々木」を入力して「佐」と「木」を削除して「々」を入力するんですが、そのテプラそれが出来ないんですよ。
それじゃあ佐々木さんが打てないじゃんって感じ。
「々」って何て読むのか？というのが今日の会社での話題。
暇な会社ですみません。
結果皆わかりませんでした。
一人だけウンチク王の人がいて、その人曰く「読み方は無い」んだそうです。

読み方が無い？(；・∀・)

驚きの回答でした。
読み方が無ければ打ち様が無いじゃんって。
よく考えてみると「人々」の場合は「びと」と読みますし、「代々木」の場合は「よ」と読みますから、その時によって読み方が変わりますよね。
同じ文字の続きなんです。
佐々木だってそうです。
「さ」の続きで「ささ」なんです。

じゃあどうすりゃあいいんだよって感じで困っていたら、そのウンチク王の人が言いました。
どうやらこの「々」は漢字ではなく記号なんだそうです。
漢字を繰り返すときに使用される記号なんだそうです。
だから漢字辞典にも載っていないわけです。

なんと「々」は「おなじ」とか「どう」って入力すると「々」って出るんです！
PCの文字入力の際に「々」を単体で書きたい場合も、使っているPCに入っている漢字入力ソフトがＡＴＯＫやＭＳ‐ＩＭＥであれば、「おなじ」「どう」と打ってから変換すると「々」が出てくるのです。
これは知ってて損は無い豆知識。
聞いて感動です。
それで何とか「佐々木」さんの名前を旧型テプラで作ることが出来ました。
良かったですね佐々木さん(笑)

ちなみに、このように読み方が不明な記号は「々」以外にも何種類か存在します。

「ヽ」はカタカナの繰り返し記号
「ヾ」はカタカナの繰り返し記号(濁点)
「ゝ」はひらがなの繰り返し記号
「ゞ」はひらがなの繰り返し記号(濁点)

すべて「おなじ」で変換すると出てきます。
これらを総称して「繰り返し記号」とか「繰り返し符号」とか「踊り字」って呼ぶんだそうですよ。