涙の水没携帯復活劇

携帯を持っている人なら経験がある人がいるでしょう、水没。
俺も昔トイレに落として死亡させてしまった経験があります。
水没させてしまったら即死っていうのが常識となっています。

友人が昨日水没させてしまったそうです。
遊ぶ約束してたので、連絡してみるも連絡取れず…
ドタキャンか？許せんっ！ってことで、家の電話にかけてみたところ、携帯水没の事実を聞かされました。
聞くところによるとジーンズのポケットに入れたまま洗濯しちゃったそうです。
こりゃあダメだってことで、修理に出す以外方法はないのですが、せっかくだからと機種変するそうですよ。

携帯水没の時の恐怖と落胆の仕方は俺も身を持って経験しているわけで、ご愁傷様としか言えませんね。

でも世の中にはそれを見事に復活させたつわものもいるんです。

ネットで「携帯　水没」って検索かけると結構な数が出てきます。
ほとんどの場合は「即死」やら「メモリー復活は期待薄」などの悲惨な結果ばかりですが、中には意地で復活させた！なんて報告もありました。
復活させた方はこう語る。
「電子機器は水に弱いとはいうけど、それは動作させているときのこと。当然、高温高湿試験なども経ているはずだから、非動作時に水がかかったくらいでは死ぬはずはない。水に濡れた状態で動作させず、水分を完全に抜けば必ず復活するはずだ！ 」と。

で、その方が以前勤めてた電機メーカーの研究所勤務時代によくやっていた「置換法」を適用したそうです。
水と混じりあい、かつ水より沸点の低い有機溶媒などで、水を置換。
それには比較的簡単に手に入るアルコールを使用したそうです。
水没したケータイをビニール袋に入れ、そこにアルコールを注いで浸す。
これを取り出して乾燥するのがよいとのことで、とりあえず、通電を防ぐために電池を外し、ICカードも外し、コネクタの蓋などはすべてフルオープンにする。
この状態で水に濡れた携帯を食器乾燥機につっこんで始動し、アルコール購入の為、薬局に走る。
そして薬局にて「無水アルコール」を購入。
これはほぼ純粋なエタノール。

そして、ビニール袋に乾燥機から取り出したアツアツになったケータイを入れ、エタノールを注ぐ。
十分にフリフリした後に取り出し、ブンブン振り回してアルコール分を切る。
この操作を3回繰り返す。その後、再度、食器乾燥機に入れ60分間、加熱する。取り出してみると、液晶パネルと保護透明板の隙間に入り込んでいた液体も完全に消え、ほぼ乾燥したように見える。恐る恐る電池を入れ、電源を入れてみると…。

結果は見事に電源は入り、メモリーも無事だったそうです。
なんだか携帯復活に対し、必死さが伝わってきますね。
それもこれも実は携帯を水没させてしまったのは、その方の奥様なんだそうですよ。
まさしく愛が生んだ携帯復活劇ですね。